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【初めて海外で働くビジネスパーソン必見!】日本と海外での仕事や習慣の違いとは? PART1

私の13年のアメリカ、ヨーロッパの海外駐在経験から学んだ日本と海外での仕事や習慣の違いをご紹介したいと思います。

まずはパート1として海外でのワーキングスタイルについてお話しします。

海外でのワーキングスタイル

海外で仕事をすると、日本との違いが明らかになる部分があります。

主に、仕事観や時間管理に関する価値観の違いです。その例を4つ紹介します。。

海外で多く採用されているジョブ型雇用

日本で多く採用されているのは、「メンバーシップ型雇用」です。

一方で海外では「ジョブ型雇用」が多く採用されています。

メンバーシップ型雇用とは、「まず人を採用し、業務を振り分け、人材を育成する」という、つまり“人に仕事がつく”雇用形態のことです。

特に専門分野があるわけではなく、仕事内容や勤務時間、職務地は会社の裁量で決めることができます。

場合によっては部署異動や転勤などを、会社の意思によって、業務アサインすることができるのが特徴です。

一方でジョブ型雇用は、「明確な仕事内容に対して人を採用する」というつまり“仕事に人がつく”雇用形態になっています。

あらかじめ定まった勤務内容や職務時間、職務地があり、その業務に対し希望かつ能力がある人を採用するのが特徴です。

この場合、専門性があることが前提に採用されます。

ジョブ型雇用のメリットは、年齢や勤続年数に関わらず、スキルが認められれば採用してもらえることです。

メンバーシップ型雇用のように、継続年数さえあれば給料が上がっていくというスタイルではありません。

よって、ジョブ型雇用は、仕事がなくなれば、単純言えば必然的に、“クビ“になります

“残業はしない”が当たり前

日本では、上司が残業をしていると部下は帰りづらいといった雰囲気が存在している場合もあるのではないでしょうか? 最近は変わりつつありますが。

しかし海外では、効率的よく仕事をして残業せずに帰宅することが美徳とされています。

「JOB DISCRIPTIONに基づき業務執行に最善を尽くし、そしてプライベートの時間を大切にする」という考え方の人が圧倒的に多く、日本人にようにダラダラと会社に残って仕事をする人はほとんどいません。

私も、商談から定時を少し過ぎて会社に戻ってきたら、現地とーかる社員は一人もおらず、日本人しかいなかったという場面に出くわしました。

よって、私も海外では、就業時間内に顧客との打合せ、部下への業務指示等をきっちり行い、コミュニケーションを行うことが習慣つけられました。

余談ではありますが、海外では、宅急便の時間の指定の幅がかなり広く、午前、または午後のレンジで、日本のように時間指定が細かくできない。

宅急便を受け取るだけで、一日がつぶれます。

最悪のケースは、予定していた配達日が次の日の配達となったりします。次の日の予定が狂ってしまうという苦い経験もしました。

コロナ渦のテレワーク時代にはあまり問題とならないかもしれませんが…

仕事終わり帰りの一杯はありえない!

海外で働くと、アフター5のちょっと一杯の飲み会はほとんどない事に気づくと思います。

なぜなら、仕事の後は家族との時間や自分の時間を大切にするというのが一般的だからです。一方、日程を決めて家族同士のホームパーティーや、同僚とのイベントはある程度行われていて、そこで交流を深めることができます。

日本では、上司に付き合って夜遅くまで飲み歩いたり、同僚と飲み屋街をふらついて、愚痴を言ったりといった習慣が定着しているように思います。私も良い悪いは別にして好きです。

がしかし、海外では、そのような習慣は、ほとんどありえないという事を十分に理解する必要があります。

仕事のレビューとフィードバック

仕事では、上手く行くこともあれば、上手くいかなかった事もあります。

その仕事の振り返りとして、

「What went well?What went wrong ?」とレビューを行います。

その中で、上司や、同僚からフィードバックがされます。

フィードバックは、基本的には将来に向けて次にさらにより良いパフォーマンス行うために行われます。

ポジティブフィードバック ファーストで、良かった点 強みのポイントが

示され、そして次に改善点としてのリコメンデーションの提案です。

最後に

海外のビジネス習慣における「あるある」として、ワーキングスタイルについて共有いたしました。

海外でのビジネス習慣は日本でのビジネス習慣と違い、はじめから慣れることは難しいかもしれません。

しかし、「郷に入れば郷に従え」英語でいうと

When in Rome, do as the Romans do ということわざがあるように

そのおかれたビジネス環境において 目的を明確にし、その目的達成のためには何をすべきかを考え、環境に順応して行動、さらには進化していくことが重要ではないでしょうか。

【グローバルで活躍を目指す人必見!】チャレンジ精神旺盛の人に共通する「MAP」とは?

グローバルな世界で活躍を目指すビジネスパーソンにとっては、チャレンジ精神旺盛であることは大切です。

そのチャレンジ精神旺盛の源泉は何だと思いますか? それは「MAP」です。

「MAP」とは3つの要素から構成されてます

MAPは英語で「地図」を意味しますが、そのほかには「自分の地図を描く」「プランを立てる」「シナリオを創出する」という意味もあります。

ではチャレンジ精神旺盛である人が持っている「MAP」とは何でしょうか。

それは「MISSION」「ACTION」「PASSION」です。

一つずつご説明をいたします。

MISSION(使命)

「目的、目標、あるべき姿、自分がやる意義」の事を言います。

 チャレンジ精神旺盛な人は、MISSION遂行のための明確な意思表示と

 周りの人を巻き込んで仲間化し、動機づけを行いながら進んでいくリーダーシップがあります。

ACTION(行動)

なんでも関心や興味をもつ

・ものごとを関連付ける

・変化・進化を考える

・明日のために行動することを意識して動く

・実行計画をすぐに立てる

・計画をすぐに実行する

PASSION(情熱)

やり遂げるという強い意志、思い、好きだ、情熱、これをやっているときが三度の飯よりも好きというぐらいにMISSIONについて思い続ける

まとめ

チャレンジ精神旺盛であるために重要なことはMAPです。

あなたもMAPを意識して行動してみませんか?

勇気を出して一歩前へ踏みだしてみませんか

【初めて海外で働くビジネスパーソン必見!】異文化理解力・対応力がある人とは〇〇〇な人である

あなたは異文化理解力・対応力がありますか?

「海外で働きたいと思っているけど、日本とは違う環境でやっていけるだろうか」

「グローバルで活躍する人になりたいけど、何を心得ておけば良いのだろうか」

これから海外でビジネスの場に立つ人には、「異文化」に対する不安も多いと思います。

その中には、自ら海外に飛び出そうとしている人もいれば、会社で選ばれて海外赴任することになった人もいるはずです。

これから海外で働くビジネスマンにとって必要なこととは、なんだと思いますか?

私の海外在住歴13年の経験からの気づきを紹介させていただきます。

海外で働いていると、「日本とは違う」と感じることは珍しくありません。

その中で、事前に知っておくことで気持ちが楽になることが、複数あることに気づきました。

この記事では、海外で働くことになるビジネスマンに向けて、「異文化理解力・対応力」とは何かをお伝えしたいと思います。

1.そもそも異文化とは?

生まれ育った日本を離れ、海外で働く人にとって、「異文化」はキーワードになります。

では、そもそも異文化とはなんでしょうか?

海外では主に、下記のポイントが異文化を感じさせることになるはずです。

  • 国籍
  • 文化
  • 習慣
  • 宗教
  • 言語

これらが自分とは違うことを感じたら、それは「異文化」だと言えるでしょう。

皆さんは今まで日本で生活をしている中で、「異文化」について考えたことはあったでしょうか?

実は、日本国内においても異文化を感じるタイミングは存在します。

例えば

  • 性別
  • 世代
  • 生まれ育った地域
  • 職業

これらが違うことで、人の持つ背景が変わり、異文化を感じることとなります。

そう考えれば、「異文化」と言われてそこまで身構える必要はないのではと思います。

しかし、海外に出ることで、その異文化がより強力に明確になります。

なぜなら、自分が圧倒的な少数派の背景を持つ立場になるからです。

2.なぜ異文化理解が重要なのか

今まで日本でも外国人と接してきたことがある人にとっては特に「文化が違うことは面白いもの」だと考えてきたかもしれません。

もちろん、異文化を楽しめるという姿勢は素晴らしいです。

しかし、ビジネスの世界では「異文化が楽しい」では通用しないことがあります。

ここで異文化を「理解」することの重要性についてご紹介します。

3.異文化理解をしていないと失敗する

例えば、大きな失敗例として目立つのは「食事」に関する異文化です。

ヒンドゥー教徒の人が多い国や、イスラム教徒の多い国のひとは、一部の肉が食べられないなどの決まりを守って生活しています。

例えば懇親会のつもりで料理を振る舞うときや、レストランを選ぶとき、異文化に対する理解がないと、どうなってしまうでしょうか。

一部の人たちは料理やドリンクに全く手をつけられず、つまらないものになってしまうのは予想できます。

他にも、「提案」をもとに作業を進めるデベロッパーやコンサルティングなどの仕事に関しても、「仕事文化」における異文化(やり方の違い)を感じることがあるのではないでしょうか。

例えば、日本人のクライアントの中には「僕たちが感動するようなものを作ってください」「専門家はあなた方なのだから、驚かせてくださいね」と、大枠や「ニュアンス」で仕事を依頼する人も珍しくありません。

一方で、海外には意見をハッキリと言う文化が根付いていることがほとんどです。

例えばオーストラリアでは、クライアント側は要望を、依頼される側は対応が可能か不可能か、ハッキリと伝えることが当然です。

上記のように「ニュアンス」での要望を伝えられた場合、「何を求めているのか明確に伝えてもらわないと作れない」と答えるでしょう。

この対応は失礼にあたるものではなく、仕事として当然のことであることとして「理解」することが異文化理解の一つです。

雰囲気で伝えることが美とされる日本に慣れていると、はじめは少し怖気付いてしまうかもしれませんね。

4.異文化理解には「ダイバシティ―」の尊重が重要である

ダイバシティ―とは、年齢、性別、国籍、学歴、職歴、人種、民族、宗教

性的指向等、異なる性質の人々が、グループや組織に包括して所属していることを意味します。

ビジネスになぜダイバシティ―が重要なのか。

答えは、「様々な視点からの意見が出るため、議論が活発になり、創造力が増し企業の成長につながる」と言われております。

様々なバックグラウンドを持つ人たちが1つの組織として働くことにおけるダイナミズムが良い成績をおさめていることは、明らかになっています。

よって、皆さんが海外で働くことを目指すビジネスマンであれば、「ダイバシティ―の理解」を深め、そのマネジメントについても学んでいかなければなりません。

5.異文化理解には、挨拶・名前の呼び方の違いの理解も大切

日本で働いている人たちの一般的な挨拶は「おはようございます」でしょうか。

「今日の調子はどうですか?」などと聞くのも、なんだか違和感があると思います。

日本のビジネス現場では、「おはようございます」と一言言った後、そのまま本題に入ることが多いのではないでしょうか?

・朝から女性の髪形をほめるのが挨拶

もちろん人柄や国柄にもよるので一概には言えませんが、朝から女性の髪型を褒める、という挨拶は日常茶飯事です。

男性から女性を、女性から女性を、当然のように相手を褒めます。

「今日の髪型素敵だね!」

「ネイル可愛くなってる!良いね!」

「今日の服すごく似合ってるよ!」

このように相手を褒めて始まる挨拶は、なんとも気持ちが良いものです。

もちろん、女性から男性を、男性から男性を褒めることもあります。

「そのネクタイおしゃれだね!」

「その靴良いね!どこで買ったの?」

このような会話が、職場で行われます。

日本では一歩間違うとセクハラ扱いされてしまう「褒める」という文化も、海外では粋なものとして扱われることが珍しくありません。

・海外の職場で名前を呼ぶときは

筆者がまず驚いたのは、名前の呼び方です。

海外で仕事をする場合、年齢や立場は関係なく、ファーストネームあるいはニックネームで呼び合います。

ファーストネーム、つまり、下の名前のことです。

上司のことも、下の名前で呼びます。

ただし、取引先の相手に対しては日本語と同様「敬称」をつけて呼ぶことがほとんどなので、注意して下さい。

敬称とは、英語であれば「Mr」や「Mrs」などがあげられます。

もしも呼び方に悩んでしまうことがあれば、「なんと呼べば良いですか?」と相手に直接聞くことも、コミュニケーションの一環になることもあります。

はじめは戸惑ってしまうかもしれませんが、海外での「当然」になれることで、違和感なく仕事をすることができるはずです。

6.ハイコンテクストとローコンテクストとは

まず「コンテクスト」とは、「文脈や背景」を意味します。

ハイコンテクストとは、文脈や背景についての共通認識が高いレベルにあることを意味します。

例えば、間接的な表現や、言葉にしなくても意思疎通ができる、といった特徴があります。

ハイコンテクスト社会で生きる人は、空気を読んだり、相手の気持ちを察する能力に長けていると言えます。

単一民族や単一国家であること、また移民が少ない状況の国に起こります。

つまり、日本はハイコンテクスト文化に所属していると言えます。

一方でローコンテクスト社会では、複数の人種が住み、文化や歴史的な背景が多様であるため、価値観の違いもハッキリとしている環境となっています。

だからこそ、相手には明確に意見を伝える必要がある、という文化が生まれます。

例えば、人種の混ざり合った国家であるアメリカが典型例です。

このような背景を考慮すると、海外では意見をハッキリと意見を言う文化があるのも驚きではありません。

「異文化理解力・対応力がある人」とは

異文化理解力・対応力がある人とは「環境に合わせて自分を順応・進化させることができる人」です。

「異文化対応」で重要なのは、「相手の文化に理解を示し、自分を進化させる」ことだと言えます。

自分と違った文化に、はじめから慣れることはできなくて当然です。

しかし、相手の文化に対し敬意を持って接し、自分を変化させて、異文化の環境を楽しむことができる人になることは重要です。

ビジネスでもプライベートでも、このような「対応力」がある人が受け入れられ、成長します。

異文化に触れながら、自分が順応し進化していこうとする態度をとっていれば、その気持ちは周りにも伝わるものです。

最後に、ここでご紹介したのはあくまでも「海外」を総称した内容です。

「海外」と言っても、国それぞれで文化や言葉、国柄などが全く違います。

それぞれの国により、「文化」が違って当然です。

ぜひご自身が訪れる国の文化を楽しみながら、対応していくように心がけていってください。

勇気を出して一歩前へ踏みだしてみませんか

【グローバルで活躍を目指す人必見!】          世界で結果を出せる人に共通する〇〇とは?

世界中どこでも仕事の結果を出せる人とは

「これから海外に出て仕事をし、結果を出したい」

「海外に出て働くことになり、仕事で結果を求められている」

様々な理由で海外に飛び出す人がいると思います。

どのような環境で働く人も、できることなら

世界中どこでも仕事の結果を出せる人になりたい

と思っているはず。

今回は海外在住歴13年の私の経験から、世界中のどこでも仕事で結果を出している人の特徴についてお話したいと思います。

ぜひこの記事を読んで、仕事で結果を出せる人のご参考にしてください。

世界中どこでも仕事の結果を出している人の特徴

世界で楽しく働いて結果を出している人には3つの特徴とプラス”〇〇”があると思っています。

  • やり抜く力がある
  • やりたい仕事をしない
  • 異文化を言い訳にしない

それぞれについて詳しく説明します。

結果を出す人の特徴:やり抜く力がある

海外に出る人はエリート、というイメージがあるでしょうか?

その中にはもちろん、元から才能がある人もいるはずです。

しかし、結果を出している人全てが、最初から才能に長けていたかというと、答えはNOです。

仕事で結果を出す人は、才能の有る無しに関わらず、結果を出すまでやり続ける”やり抜く力”があるのです。 あきらめてしまったら結果が出せないことは、当たり前のことですが十分にわかっているのです。

結果を出す人の特徴:やりたい仕事をしない

やりたい仕事をする、という響きは美しいです。

しかし、結果を出している人は「やりたい仕事」ではなく「求められている仕事」で結果を出しています。

求めてくる相手が、顧客でも、会社の上司でも同じことです。

「やりたい仕事」が求められている仕事と同じであるとは限りません。

「求められている仕事」に対し、実直に取り組み、尽力した人は、気づいたら出世をしているケースが多いです。

結果を出す人の特徴:異文化を言い訳にしない

国によって発展段階も違えば、食や習慣も違います。

しかしそこで「この国は〜だから」を言い訳にする人は、結果を出せない傾向にあります。

「言い訳をする」ということは、チャレンジしない理由を作っているということです。

海外では、異文化もポジティブに受け入れ、体当たりしていくくらいのつもりで仕事をしている人が結果を出しています。

プラス〇〇は「笑顔」です。

私のまわりの仕事で結果を出している人は「笑顔」で仕事に取り組んでいる人が多いです。

異文化を言い訳にせず、求められた仕事をやり抜き

「笑顔」で楽しく仕事をこなしている人こそが、実は仕事の結果を出しています。

つまり、どんな環境下においても楽しく笑顔で仕事ができる人が、「世界中どこでも仕事で結果を出せる人」なのではないかと思います。

勇気を出して一歩前へ踏みだしてみませんか

【ビジネス英語を上達したい方必見!】これだけは押さえておきたい5つのポイントとは?

あなたはビジネス英語を使ってコミュニケーションできていますか?

 全世界の人々がコミュニケーションするために使用している共通言語は英語です。よってグローバルなビジネス環境におかれてる人は、英語でのコミュニケーションは必須です。あなたは「ビジネス英語を使ってコミュニケーションができる人」と聞いて、どのような人を思い浮かべますか?

今回の記事を読むことで、あなたは、ビジネス英語でのコミュニケーションができる人に近づくことができます。

英語のスキルは4技能ある

英語力を分解すると4技能あり、リスニング力、スピーキング力、ライティング力、リーディング力となります。

今回はビジネスにおける英語でのコミュニケーションをするにあたり最も重要なスキルであるリスニング力、スピーキング力にフォーカスし、その向上に役立つ5つのポイントについてご紹介いたします。

①聞きかた力(リスニング力向上)

相手の話す内容をしっかり聞き取り理解することは、コミュニケーションを取る上で非常に重要です。コミュニケーションができる人は、まず相手の話す事をほぼ100%聞き取れています。

聞きとる際にはポイントがあります。それは、相槌を上手に使いこなすことです。相手が何か言う事に対し、共感したり頷いたりする場面では、「Yes.(はい)」「Exactly./Absolutely.(その通りです)」「I see.(なるほど)」「I agree.(同意します)」を使用します。また驚いた時には「Really?/Seriously? (本当ですか?)」を使います。このように相槌をうまく使うことで相手の話している内容を自分でしっかり理解するとともに、相手に対して自分が相手の話を理解していることを伝えることで「聞きかた力」が向上します。

また、英語でコミュニケーションを取るということは、会話のキャッチボールをするということです。相手が話終わるまで待つ必要はありません。むしろ話の途中でも思ったことを言ったり相槌を打ったりする方が効果的です。

尚、リスニング力を向上させるには、移動中などの隙間時間を使って海外ニュースを音声で聞いたりラジオを聞いたりする勉強法がおすすめです。さらに時間を作れる場合は、聞いた音声を書き取りスクリプトと照らし合わせる学習(=ディクテーション)が効果的です。確実にリスニング力のスキルアップにつながります。

②話しかた力(スピーキング力向上)

日本語でも同様に言えますが、ビジネスシーンにおいて、「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえる人になりたいと思いませんか。

その為には、次の2つを意識して話すようにしましょう。

1.話の論点を明確にする

2.PREPのフレームワークで話し方を組み立てる。

①P (Point) : 結論を先に話す

②R(Reason) : 理由・根拠を述べる

③E(Example): 例を述べて理解度を高める

④P(Point) : 再度結論を述べて締めくくる

英語で話す際のポイントは、

1.話の論点を明確にします。

「Regarding ~」「In terms of ~」「Concerning ~」等の表現で論点を明確にして話を始めましょう。

2.PREPのフレームワークを活用します。

①結論を先に話す。理由などを長く説明してから結論を述べるのではなく、先に結論を言うように心がけましょう。また、自分の意見や見解を述べる際は「I think~」から始めるのではなく、「In my opinion,~」「In my view,~」「My idea is~」「As for my thoughts on~」を使うことでビジネス英語における「話しかた力」が向上します。またこれから述べる自分の意見や見解が力強く意識づけされメリハリがつきます。

②次に①の結論に対しての理由について、「because~」等を使いその理由、根拠を述べます。

③さらに①②の内容をわかりやすくするために、「For example~」を使い例題やたとえ話で補足します。

④最後に「in conclusion ~」「in conclusion~」等を使って再度結論を結論についての

尚、相手に質問する際のポイントを説明します。海外の人は案外ダイレクトに質問しても問題ありません。ビジネスチャンスがあると思った際には、「Could you please give me a chance to make our proposal?(提案する機会を頂けませんか?)」と積極的に依頼してみましょう。100%提案させてもらえる機会を得られるわけではありませんが、相手が困っている状況であればチャンスはあります。

③対話力(スピーキング力・リスリング力の向上)

対話とは話している内容の意味の整合(コンセンサス)がとれている会話のことです。。英語でコミュニケーションができる人は、対話のキャッチボールが非常にスムーズで長く続けることができます。そのためには、前項にある「聞き方」「話し方」をマスターしていると有効です。その上で対話力を磨くためのポイントをご紹介します。

上手に対話するコツは、Yes/Noでは終わらせないことです。仮に「Do you~?」で質問された場合でも、「Yes/No」の回答プラスαで会話を続けるように心がけましょう。意識するだけでも対話力が上達します。また、逆に質問する際は「Do you~?」から始まる疑問文よりも、5W1Hの質問の方が相手の回答も必然的にポイントを得た内容になります。

さらに対話力を向上できるおすすめのフレーズは、「Could you explain that in more details?(詳細をご説明頂けますか?)」です。ビジネスにおいて相手の困っている事を聞きだす事でビジネスにつながる事も多々あります。そのためにも対話力を磨き、相手の「本当のNEEDS」引き出すように心がけましょう。

④ジェスチャー力(スピーキング力向上)

ジェスチャーとは、身振り手振りで体を使って相手に言いたいことを伝える表現方法です。英語圏ではボディランゲージ(body language)と言われ、非言語的コミュニケーションツールのひとつです。自信が無さそうにするのではなく、大げさな身振りや手振りが効果的です。

特に使えるジェスチャーは、親指を立ててグーサインをする(thumbs up)ことや、言葉とリンクさせたジェスチャー(例えば大きさや長さ、数字など)です。グーサインは、「Good」と相手に言う場面に一緒にジェスチャーもつけることが多いです。このように話す言葉とジェスチャーはセットで使用すると、発言により強み(説得力)が出ます。

⑤言葉使い力(スピーキング力向上)

日常英語とビジネス英語の大きな違いは、

  1. 英単語の難易度が高い
  2. 丁寧な英語の使用頻度が高い
  3. 省略形を使用しない

この違いはしっかりと理解するようにしましょう。

  1. 英単語は、暗記するしかありませんが、ビジネス英語用の単語帳を買い言葉の意味や使い方を学び、語彙力を向上させることで、伝いたいことを的確に伝わるような文章を書いてみましょう。またネイティブから来るメール文章を真似て自分でもメール文章を書いて返信(アウトプット)したりすることで、言葉使いを自分のものにしてみましょう。

2.丁寧な英語に関しては、下記の例を参考にしてみましょう。

例) 依頼する際の英語

・電話番号を教えて頂けますか?

→May I know your phone number?

→Could you please tell me your phone number?

何かを依頼する際、Pleaseから始まる文章以外に「May I~?」「Could you~?」「Would you~?」を頻繁に使用します。ここで覚えておくべきことは、「Can you~?」「Will you~?」は少しカジュアルな言い方になるということです。上の人から下の人に対する言葉であれば問題ありませんが、逆の場合は「Could you~?」「Would you~?」を使用するように意識しましょう。

3. 省略形を使用しないことについては簡単なことなのですが、ビジネス英語については重要です。省略形は否定文でよく使用されると思いますが、ビジネス英語ではそれを全て「do not」「cannot/can not」「will not」のように表記します。

まとめ

いかがだったでしょうか。グローバルでのビジネス環境で活躍する為には、英語でのコミュニケーションの習得は必須です。その中でもリスニング力とスピーキング力の向上は重要なファクターとなりますので、上記5つのポイントを意識して、インプットとアウトプットを繰り返しながら学んでいくことが重要です。英語は短期間で習得できませんので、日々の積み重ねと長期的な学習プランを立てて継続的に学んでいくように心がけましょう。

今回の5つのポイントを身につけることでビジネス英語を使ってのコミュニケーションがスムーズに行えるようになれると思います。ぜひチャレンジしてみてください。

さらにスキルアップをめざされたい方は下記のプログラムを学んでみませんか?

勇気を出して一歩前へ踏みだしてみませんか

下記の書籍も英語でのプレゼンテーションに役立ちますのでおすすめいたします。