【初めて海外で働くビジネスパーソン必見!】日本と海外での仕事や習慣の違いとは? PART1
私の13年のアメリカ、ヨーロッパの海外駐在経験から学んだ日本と海外での仕事や習慣の違いをご紹介したいと思います。
まずはパート1として海外でのワーキングスタイルについてお話しします。
海外でのワーキングスタイル
海外で仕事をすると、日本との違いが明らかになる部分があります。
主に、仕事観や時間管理に関する価値観の違いです。その例を4つ紹介します。。
①海外で多く採用されているジョブ型雇用
日本で多く採用されているのは、「メンバーシップ型雇用」です。
一方で海外では「ジョブ型雇用」が多く採用されています。
メンバーシップ型雇用とは、「まず人を採用し、業務を振り分け、人材を育成する」という、つまり“人に仕事がつく”雇用形態のことです。
特に専門分野があるわけではなく、仕事内容や勤務時間、職務地は会社の裁量で決めることができます。
場合によっては部署異動や転勤などを、会社の意思によって、業務アサインすることができるのが特徴です。
一方でジョブ型雇用は、「明確な仕事内容に対して人を採用する」というつまり“仕事に人がつく”雇用形態になっています。
あらかじめ定まった勤務内容や職務時間、職務地があり、その業務に対し希望かつ能力がある人を採用するのが特徴です。
この場合、専門性があることが前提に採用されます。
ジョブ型雇用のメリットは、年齢や勤続年数に関わらず、スキルが認められれば採用してもらえることです。
メンバーシップ型雇用のように、継続年数さえあれば給料が上がっていくというスタイルではありません。
よって、ジョブ型雇用は、仕事がなくなれば、単純言えば必然的に、“クビ“になります
②“残業はしない”が当たり前
日本では、上司が残業をしていると部下は帰りづらいといった雰囲気が存在している場合もあるのではないでしょうか? 最近は変わりつつありますが。
しかし海外では、効率的よく仕事をして残業せずに帰宅することが美徳とされています。
「JOB DISCRIPTIONに基づき業務執行に最善を尽くし、そしてプライベートの時間を大切にする」という考え方の人が圧倒的に多く、日本人にようにダラダラと会社に残って仕事をする人はほとんどいません。
私も、商談から定時を少し過ぎて会社に戻ってきたら、現地とーかる社員は一人もおらず、日本人しかいなかったという場面に出くわしました。
よって、私も海外では、就業時間内に顧客との打合せ、部下への業務指示等をきっちり行い、コミュニケーションを行うことが習慣つけられました。
余談ではありますが、海外では、宅急便の時間の指定の幅がかなり広く、午前、または午後のレンジで、日本のように時間指定が細かくできない。
宅急便を受け取るだけで、一日がつぶれます。
最悪のケースは、予定していた配達日が次の日の配達となったりします。次の日の予定が狂ってしまうという苦い経験もしました。
コロナ渦のテレワーク時代にはあまり問題とならないかもしれませんが…
③仕事終わり帰りの一杯はありえない!
海外で働くと、アフター5のちょっと一杯の飲み会はほとんどない事に気づくと思います。
なぜなら、仕事の後は家族との時間や自分の時間を大切にするというのが一般的だからです。一方、日程を決めて家族同士のホームパーティーや、同僚とのイベントはある程度行われていて、そこで交流を深めることができます。
日本では、上司に付き合って夜遅くまで飲み歩いたり、同僚と飲み屋街をふらついて、愚痴を言ったりといった習慣が定着しているように思います。私も良い悪いは別にして好きです。
がしかし、海外では、そのような習慣は、ほとんどありえないという事を十分に理解する必要があります。
④仕事のレビューとフィードバック
仕事では、上手く行くこともあれば、上手くいかなかった事もあります。
その仕事の振り返りとして、
「What went well?What went wrong ?」とレビューを行います。
その中で、上司や、同僚からフィードバックがされます。
フィードバックは、基本的には将来に向けて次にさらにより良いパフォーマンス行うために行われます。
ポジティブフィードバック ファーストで、良かった点 強みのポイントが
示され、そして次に改善点としてのリコメンデーションの提案です。
最後に
海外のビジネス習慣における「あるある」として、ワーキングスタイルについて共有いたしました。
海外でのビジネス習慣は日本でのビジネス習慣と違い、はじめから慣れることは難しいかもしれません。
しかし、「郷に入れば郷に従え」英語でいうと
When in Rome, do as the Romans do ということわざがあるように
そのおかれたビジネス環境において 目的を明確にし、その目的達成のためには何をすべきかを考え、環境に順応して行動、さらには進化していくことが重要ではないでしょうか。