【初めて海外で働くビジネスパーソン必見!】日本と海外での仕事や習慣の違いとは? PART2
私の13年のアメリカ、ヨーロッパの海外駐在経験から学んだ日本と海外での仕事や習慣の違いをご紹介したいと思います。
パート2として「海外でのビジネス会議における3つの掟」
海外でのビジネス会議における”3つの掟”
海外ビジネスを行う上で、外国人メンバーと会議をする機会は多くありますが、いざ会議をすると日本での会議の雰囲気との違いに気づかれるのではないでしょうか。
そこで、守るべき3つの掟についてお話しいたします。
①”何を決めるか”の会議の目的を明確にする
日本では「会議」というと、上司の話しを聞くためだけの会議、結論の出ないダラダラした会議、何も発言しない参加者の多い会議に出くわすことがあるのではないでしょうか。
しかし、海外でのビジネス会議では、事前に「決めるべきことは何か」という会議目的を明確にして議論が行わアれ、また会議に参加するメンバーも事前に準備して会議に臨みます。参加者の時間を無駄にせず効率的に行われるのが日常です。
会議は、論点を明確にして、効率的に、決めることを議論して結論を出すのが基本という事を覚えておきましょう。
私の場合、会議開始時には、”Today’s meeting Goal is ~”というフレーズを使い、会議をスムースに進行っさせることに努めました。
また、会議の最後には必ず”NEXT STEP”を決めて次のアクションに繋がて下さい。
②論理的思考に基づく議論
外国のビジネスパーソンは、会議のときにもよく話します。
躊躇することなく、自分の意見をハッキリというのが特徴的です。
日本では、一言発言するだけでもドキドキしてしまって、注目を浴びることが怖いと感じてしまう人も多いと思いますが、海外では違います。
とは言え、なんでも発言すれば良いというわけでもありません。
しっかりと、論理的思考に基づく議論をしています。
一般的に海外では「論理的思考に基づき会話することに慣れている」傾向があると思います。
なぜなら、子供の頃から学校等で、論理的に議論をするエクササイズされる環境で育っているからです。
論理的に考え、意見がぶつかれば議論し、結論を出すという事がスタンダードです。
日本の場合、他人とぶつからないように、「なるべく丸くおさめることが美徳」とされる風潮がありますし、また意見を言わなくても「察してもらえる」という文化があるため、議論をする習慣があまりないのではないでしょうか。
よって論理的思考で発言することに慣れていない日本人はまだまだ多いと感じます。しかし海外では、意見を言わない人は、残念ながら「無能な人」と判断されてしまいますので気を付けてください。
半分冗談ですが、”RESERVED” “DEEP THINKING”と言われたら皮肉を言われていると気づいてください。
私も、海外では議論に少しずつ入り込めるように論理的思考の練習をしたしました。
私の場合、常に”WHY”を考え、その答え、または仮説を持つようにして意見を言えるようにいたしました。
③「YESかNOか」を明確にして、自分の意見をはっきり言う
会議のときに限らないのですが、海外では圧倒的に「イエス」「ノー」をハッキリと言う人が多いです。
日本では「濁す」ことが場合により礼儀であり、「イエス」「ノー」をハッキリと言ってしまうことに躊躇される方も多いと思います。
しかし、海外では「イエス」「ノー」をハッキリ言わないと、会話が通じない場合もありますので注意が必要です。
街を歩いていると、お母さんやお父さんが子供に向かって「イエスなの!?ノーなの!?」と聞いている場面に出くわします。
このような背景を見ていると、小さい頃からハッキリ答えることを”しつけ”としている文化の中で育ってきている事が簡単に想定できます。
皆さんも、答えを濁してハハハと笑ってしまう、日本人特有の対応には気をつけて下さいね。
とは言うものの、実は私も”ハハハ”と流してしまうこともあるのですが…(反省)
私の場合、まずは、賛成か、反対かを判断し、その後にYES or NO を発言することを心がけております。
まとめ
海外のビジネス会議における「3つの掟」についていかがでしたでしょうか?
重要なことは、
”会議の目的は何か?”
”論理的思考に基づき議論する”
”YesかNoかを明確にして自分の意見をハッキリ言う”
です。
しかし、
“言うは易く行うは難し”“Easy to say and difficult to do” でありますので、おかれた環境下においては、Step by Stepで「3つの掟」を守り、努力と場数を重ねていってください。
ただし
「海外」と言っても、国それぞれで文化や言葉、国柄などが全く違います。
それぞれの国により、「ビジネス慣習」が違っております。
ぜひご自身が訪れる国の文化やビジネス習慣を理解し、楽しく笑顔で仕事をするよう心がけていってください。